建築芸術は、人によって日常的に使用される、いわば「生活の器」。建築分野のカリキュラムも「人間にとって、豊かな生活環境とは何か」という視点から出発し、快適な環境を創造できる建築のプロを育成します。工学技術中心の建築学とは異なり、良い建築のヒントを、大胆で自由な芸術的発想の中に求める点が大きな特長です。建築のプロを目指す上で技術的な知識と技能の修得は欠かせませんが、大切なのは建築という手段を通じて何かを表現しようとする意欲。建築分野では、基礎となる製図や構造力学をマスターし、さらにCADなどで3次元の立体的造形の技術を修得。また設計実習では、住宅規模の小さな建物からオフィス・商業施設・巨大公共建築など、あらゆるスケールの建築物に対応できる力を段階的に養います。
もっと見る