社会を俯瞰しつつ問題を解決する力を養成。デザインの力を生かすプロデューサーやプランナーをめざす
産学連携などをとおして実践的なデザインに取り組むプロジェクト。コースの壁を取り払い、地域や企業といった産官とコラボレーションしてものづくりに挑戦し、社会とデザインの関わりを直接体験することができる。
町や地域、日本、世界に至るまで、さまざまな社会課題をテーマにしながらソーシャルデザインを学ぶ。観察、発見、共感、定義構想、施策、検証を繰り返しながら、その組み立て方や定義、広報や運営方法まで実践する。
コースや学年の垣根を越え、デザインに関わるさまざまなチームで参加する、デザイン学科の特徴的なプロジェクト。学生が主体となり、ときには学科の枠を越えて取り組むこともあり、デザイン領域の幅が広がる。
今まで学んで来た知識、理論、表現技術を生かし、更に質を高め最終作品を制作。社会環境に的確な対応をするために、表現技術のみならず理論的な根拠と自らの理念に基づいたアイデアが求められる。
まわりを見渡せば、世の中のあらゆるものごとがデザインされています。それは昔、誰かが想像したからこそ、今私たちの暮らしに活かされているのです。社会が変化しつづける中、自由な視点や発想を持ち、同時に社会とコミュニケーションし実現していく力。デザイナーの持つ鋭い洞察力とプロデューサーの持つ広い視野を併せ持った、これからの社会に必要とされる能力を共に学びましょう。
デザインプロデュースで重要なことは、実は人間力。人はアイデアのみで動くわけではない。そのアイデアがどんな思考の蓄積から生まれ、どんな世界観に立脚しているか、その深さと大きさが説得力になる。大事なのは、自分自身がどれだけ豊かな日々を送っているか。自問を続け、美しく楽しい一日を探そうじゃないか。
「マンガデザイン」とは日本伝統文化のマンガの強みである「世界観の描写」「ストーリー訴求」「キャラクターの確立」をグラフィックデザインにつなぎ合わせた手法です。2018年からは海外でも展覧会を開催しています。世界も注目する最新手法で表現力を磨いてください。
プロデューサーとは、多彩な能力を持つクリエイターを率いてプロジェクトを進める存在であり、現場では気づく力、物事を大枠でつかむ力、背景を踏まえてコンセプトを立てる力、シクミをつくる力、人を巻き込む力など、様々な能力が求められます。こうしたプロデューサーとしての基本的な動き方をお伝えします。