番組制作に必要な企画力・演出力・技術力のスキルを習得するため、講義でさまざまな理論を学び、実習で経験
放送メディアでは、ビデオカメラなどの映像機器や、マイクなどの音声機器を用い物事を表現する。実際の放送設備や機材に直接触れ、さまざまな表現手法を模索する体験学習に取り組む。
「ラジオ実習」「ドラマ実習」「ドキュメンタリー実習」「スタジオ実習」「中継実習」から選択し、番組を制作。機材操作や制作の心得を体得しながら、演出の基礎と制作技術の向上をめざす。
15分のドキュメンタリーや、30分のテレビドラマ、ラジオ番組を制作。大阪芸大グループ発の情報番組「大阪芸大テレビ」で放送する作品も制作し、実践的な学びのなかで、知識と技術を身につける。
グループワークを通してコミュニケーション能力を育みながら、表現者としての必須条件「心と身体の磨き方」を習得していく。オーディションや就職活動に役立つフリートークを軸にセルフプロモーション力を養う。
報道の現場では、事件や事故の被害者やその家族に取材することが多く、つらい胸中を語ってもらうことも少なくありません。そのなかで常に意識していたのは、謙虚な気持ちを忘れないことです。 そして記者に求められるのは、権力や悪に対する厳しい目と、つらい思いをしている人に対する優しさと謙虚さです。報道の仕事はとてもやりがいがあるので、大学ではその魅力を伝えながら、取材の方法論や心構えについても伝えて行きたいと思います。
放送現場は人生の「糧」を得られる場所。なぜなら絶え間なく「人のことを考える」ことをとおして成し遂げられる仕事だからです。「どう生きるか」というテーマに向き合うみなさんに、ほかの世界にはない現場のやりがい、楽しさを、精一杯お伝えできればと考えています。
最近のテレビはおもしろくない、と言う人が結構いる。果たしてそうなのか? 僕はテレビを見て育ち、さらに40年間テレビに身を委ねてきた。だから、やっぱりテレビはおもしろくあってほしい。僕は同志を求めている。その同志をこの南河内に見つけられたら素敵だなと思う。
ドキュメンタリーとは、「映像」と「言葉」を使い「何事か」を表現するもの。おもにドキュメンタリー作品を読み解くという作業や、取材の方法を分析するという作業を通して、みなさんには、社会を多角的にとらえ、主体的に考え行動するための「生きる力」をつけてほしいと考えています。