学校教育や地域での指導、生涯教育など、幅広い分野で求められる音楽指導者。社会の期待に応える知識を身につける
実際の音楽・音響・サウンドアートの現場で使用されているビジュアル・プログラミング・ソフトを利用して、音楽・音響デザインのさまざまな手法を習得。音楽制作やメディアアートの作品制作に役立てる。
日本の音楽教育の歴史について「歌と人物」を中心に辿っていく。前期は主に明治時代から戦前期を対象として、唱歌、童謡など、子どもをめぐる歌の成立過程に着目し、歴史的・文化的な視点からそれぞれの教育的意義について考察する。後期は戦後音楽教育について個別具体的なトピックを取り上げ、戦後音楽教育の実態に迫る。
教員自身が講義や演奏等で直接関わったオリヴィエ・メシアン、ジョン・ケージ、ピエール・ブーレーズ、ルチアーノ・ベリオ、武満徹、ジョン・ウイリアムズ各氏との体験談やイゴール・ストラヴィンスキー、アーノルド・シェーンベルク、アルバン・ベルク各氏などと直接関わりのあった人物からの体験談などを紹介しながら、現代音楽の魅力を伝え、研究する。
鍵盤楽器の変遷を理解しながら、各時代・各曲種の教材と指導法を研究。学期末には、学生が相互に指導者と生徒になって模擬指導を実施。年齢や習熟度の異なる生徒に向けての指導法を学んでいく。
よりよい音楽教育のためには、幅広い音楽能力や指導の技術を身につけるだけでなく、なぜこのように教えるのかと自分自身に問いかけながら、つねに改善していこうとする姿勢が必要です。音楽教育コースでは、そのための思考の基盤をつくることをめざして学びます。