個人レッスンで発声法を学び、オペラの授業では演技も習得。自身を楽器として磨き上げ、多様な歌唱法を自在に操る
日本歌曲、イタリア歌曲、ドイツ歌曲、フランス歌曲、4つの授業で各言語の発音や抑揚を学ぶ。また、作曲者や作詞者の時代背景について理解を深めることで、より豊かな表現力を養う。
オペラやミュージカル、ストリートプレイといった舞台表現力を、座学と演習をとおして体得。エチュードや戯曲などを用いた台詞の読み合わせに取り組み、適切な表現を見いだす力、即興表現力を育てる。
2年次までに学んできたオペラに関する知識を踏まえ、専門的かつ多角的な見地から音楽表現や演技を学ぶ。そして学内ホールで原語公演できるレベルにまで歌唱力や演技力を向上させていく。
年間を通じてひとつのオペラ作品を詳しく研究する授業。すぐれた歌唱・演技とは何かを考え、3月に開催される「オペラ公演」に臨む。劇場に本格的な舞台装置を組み、プロさながらの衣装とメイクで実演する。
音楽業界に他ジャンルとのコラボが増えていることを踏まえ、演奏学科ではさまざまな芸術に触れられる機会を設けています。たとえば、管弦打コースの学生がジャズバンドで演奏したり、声楽コースの学生がミュージカルに挑戦したり。ひとりで技術を磨くだけでなく、他者とのアンサンブルも大切にしています。
人間が生まれ持った楽器ともいえる“ 声”。その発声方法は、才能でなく技術で得るもので、正しく学べば身につくものです。声楽家として必ず成功する技術はありませんが、身につけないと成功しない技術は存在します。私はそれを徹底的に教えます。
求めるものがあるなら、自分で探し、追求し、学ぶ力を持つことが大切です。同じ夢を持つ友人と切磋琢磨し、尊敬できる先生方から大切なことを学び、ひとりではできない経験を積み、自分自身と向き合い、ひとまわりもふたまわりも成長しましょう。