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Audio Rocket Fes 2024 Audio Rocket Fes 2024

音楽学科
2024/10/25

音楽学科主催の『Audio Rocket Fes 2024』が10月4日、5日の2日間にわたって開催されました。

Audio Rocket Fesは前身のイベントから名前を変え、今年で4回目の開催となりました。

本イベントは「伝統から最先端まで」をテーマに掲げ、音楽学科で扱うすべてのジャンルを披露します。また、作曲やレコーディング、SR、舞台転換はもちろん、企画や広報活動などの運営も全て音楽学科の学生が行いました。昨年のイベントが終わり、すぐに今年のイベントをどう作り上げるかを、約一年間学生たちで試行錯誤し本イベントの開催となりました。また、技術監督の加登匡敏先生の指導のもと、音響技術面でさらにクオリティの向上をめざしました。

くわえて、ポスターデザインをデザイン学科に、映像記録を放送学科に協力していただきました。

一日目は、大阪芸術大学芸術情報センター1階アートホールにて、クラシック音楽を中心とした授業内作品の発表と教員パフォーマンス、そして今年から初となる、音楽教育コースの発表でした。


トップバッターを飾るのは、今年で3回目の出演となる音楽学科3年生の山﨑世知留さんのマリンバと志村哲先生の尺八の演奏です。アートホールの残響感と、マリンバと尺八という特異的な編成から独創的な世界観でホール全体を包み込み、素晴らしいイベントのスタートを切りました。

続いて、雅楽の授業履修者による「音取(ねとり)」と「越天楽」の演奏です。特に楽箏は「輪説」と呼ばれる通常の管絃とは異なる技巧的な演奏が魅力の一つとなっていました。

教員パフォーマンスでは、河合摂子先生とソプラノ歌手の宇留嶋美穂さん、トランペット奏者の池上耀紀さんによる、金子みすゞの詩に曲を付けた作品を演奏しました。

また田中久美子先生は、ご自身が手掛けたオペラのメインテーマをフルートとピアノの編成で披露しました。

次に今年初出演となる、音楽教育コースのみなさんです。

今回は音楽教育の場でも用いられるハンドベルとドレミパイプの演奏をし、学生有志ではピアノ連弾も演奏しました。

そして音楽・音響デザインコースの学生が授業内で作曲したクラシック音楽作品の発表に続き、演奏学科の協力のもと生演奏で作品を披露しました。自身で作曲した作品を生演奏で発表できるのも、大きな魅力のひとつです。


 一日目最後を飾るのは、五木田岳彦先生が今回のAudio Rocket Fesのために作曲した、音楽学科有志による、マリンバと室内アンサンブルのための協奏曲です。楽器を演奏できる音楽学科生を募り、その楽器から作曲をしたことで、学科の強いつながりを感じることができました。儚く幻想的な演奏で会場を圧倒し、一日目は幕を閉じました。

二日目は、同じく大阪芸術大学芸術情報センター地下1階、実験ドームに会場を変え、主に電子音響音楽と学生有志の発表となりました。実験ドームは今年度改修を終え、全く新しいサラウンド空間に生まれ変わりました。


二日目は松尾由伸先生によるシンセサイザーでのヒーリングミュージックを筆頭に、立体音響作品やノイズミュージック、映像と演奏を連動させた演奏など様々な個性あふれる学生有志の発表が行われました。

また、一日目とは全く変わった電子音響作品の授業内作品の発表も行われ、学年を重ねるにつれ、楽曲の完成度も高くなり、下級生にとっても上級生の作品から刺激を受けるよい機会となりました。


最後に登場したのは、石上和也先生と泉川秀文先生、副手の松田和樹さんによる尺八×ノイズ×アクースモニウムの即興演奏です。他のプログラムとは打って変わって、会場を練り歩きながら演奏するなど、音楽学科の独創的な世界を繰り広げ、イベントは大盛況に終わりました。

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