Interview
カメラメーカーで、主にデジタルコンパクトカメラを担当し、プロダクトデザイナーとして外観や質感、カラーなど目に見える部分のデザインを受け持っています。つくりたい形ができるまで、何度もスケッチをおこして検討を重ねます。
設計やマーケティングなどさまざまな部署のメンバーでプロジェクトチームをつくっており、相手が伝えようとしていることを理解しアドバイスや意見を受け取るコミュニケーションの能力がいかに大切かを実感する毎日です。あと何ミリ削ればこれだけ小さくなる、ここにもう少しこだわれば格段にクオリティが上がるなど、いいものをつくるためにみんなで磨き上げていく過程が楽しさでありやりがいです。デザイナーとして、世の中になかった価値や美しさを創造し、「このデザインいいよね」と言われるようなものをどんどんやっていきたいと思います。
スケッチや3Dなど、仕事に役立つスキルが身につきました。デザイン用のソフトは使い方だけでなく自分の意図を反映させる方法を学べ“自分の道具”にできました。デザイン学科の多ジャンルのデザインに触れたこと、他学科の扱うガラスや金属などの実習に参加して初歩的であれ素材の知識を得たこと、学科を越えた20人ぐらいの集団をつくって企画展をやったこと。4年間の経験が自分の世界を広げてくれました。プロダクトデザインの先生がおっしゃっておられた「遊びの中から見つける学びもある」という言葉の本当の意味がようやくわかった気がします。
入社2年目で一つの製品のデザインを任された。「デザイン部は個性が強い集団。仕事場は刺激が多く面白い空間です」。