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WONDER CITY CHRISTMAS & デジタルアート WONDER CITY CHRISTMAS & デジタルアート

デザイン学科 / PickUP, 産官学連携
2024/01/25

大阪府吹田市にある大型複合施設ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITYにデザイン学科の学生によるフォトスポットが登場しました。このプロジェクトは、三井不動産株式会社との産学連携プロジェクトで、デザイン学科3年生の講義「デザインプロジェクト」の授業での取り組みです。

フォトスポットと共に、2年目を迎えた新たな取り組みであるデジタルアートも、ららぽーとEXPOCITY館内 光の広場

今年のクリスマススプロジェクトのテーマは「Wonder City Christmas!」。ららぽーとEXPOCITYグリーンサイドエントランス前の階段にフォトスポットを企画しました。

この世界のどこかにあるワンダーシティ。そこでのクリスマスの様子を表現したフォトスポットで写真を撮り、クリスマスを楽しんでもらおうという提案です。

階段は巨大なクリスマスケーキに変身、クリスマスケーキをバックに写真が撮れるようになりました。ケーキの階段を上がっていくと2階の踊り場には可愛らしいキャラクターたちがクリスマスディナーを楽しむ絵本が登場、その不思議な世界に入り込んで写真撮影ができるようなフォトスポットが設置されました。

3階の入り口前の踊り場では、Funnyな仲間のフォトスポットが出現、たくさんのプレゼントが積まれたソリをサンタたちが引き、トナカイがソリの後ろから押しているユニークな光景が広がりました。ここではソリに座って撮影したり、トナカイと写真を撮ったりする楽しいスポットとなっています。

また、動画も撮影できるARの仕掛けもあり、スマホやタブレットで遊ぶことができるようにしました。

階段は巨大なクリスマスケーキに変身
Funnyな仲間のフォトスポット
ARのコードを読み込むと、特別なフォトフレームで撮影ができます

2年目を迎えるデジタルアートは、秋から光の広場の懸垂幕に掲出され、館内を彩りました。

今年はファミリー層、特に小さな子供たちに楽しんでもらうことをテーマに企画を考えました。秋には、屋さんで動物たちがペンギンの店員さんに洋服のコーディネートを提案してもらい、着をしている微笑ましい動画が上映されました。そして、クリスマスシーズンに入ると、かくれんぼをしながらクリスマスプレゼントを見つけるという動画に変わりした。

このクリスマスシーズンは広場に設置されている大きい12面のサイネージでも上映し、よりクリスマスの雰囲気を盛り上げました。

デジタルアートは今後も、モーショングラフィックの動画や、桜の季節に合わせたららぽーとの動画を制作、掲出されて春まで館内を彩る予定です。

グループにわかれて企画提案のプレゼンテーションを実施

プロジェクトは授業内の限られた時間のなかで、下見に行き、意見を出し合い2度のプレゼンテーションを経て企画内容が決定しました。

企画をどうまとめるか、設定や、タッチの違うキャラクターたちをどのように自分たちの作品に落とし込むか、また実際の展示スペースに、どのように展示物を配置するか。ぎりぎりまで調整を行い、フォトスポットが完成しました。


特にWEBデザインチームは、メインビジュアルや登場キャラクターなどが決定してからの作業となるので、イベント開始に合わせ時間的にとてもタイトな制作となりました。チームのメンバー以外の人たちも手伝い、フォトスポット設置と同時に公開することができました。


クライアントの要望や、施設での安全への配慮など、現実的にクリアにしていかなければならない問題を解決しながら、プロジェクトを進めていく難しさをそれぞれが感じていました。また、思い描いたビジョンが実際に制作物となって現実化し、お客様の反応をみて。改めて嬉しさや楽しさを知ることで、学生たちがこれから制作や作品を考える時に生かせる経験になりました。


デジタルアーツコース 3年生
戸破 拓都 さん

私はプロデューサーとディレクターを務めました。具体的には、プロジェクトの全体の構成を決め、メンバーに仕事を振り分ける役です。それは期間中ずっと忙しく、非常に面白い仕事でした。
前期、とにかく出し続けた案を、後期に私が指揮をとってまとめました。仕事はまず一人一人メンバーの好みや得意分野を聞くところから始めました。皆の好みが似ており、得意分野がバラけていたのがこのプロジェクトの強みでした。
制作過程では、納期の短さや展示スペースへの設置、メンバーごとの作風の違いをどうまとめるかの調整に最も神経を使いました。丸くて表情豊かでちょっと不細工でふてぶてしい、一匹のキャラクターができた時、この企画の完成形が見えた気がしました。
数ある制作物のほとんどを納期ギリギリまで調整しました。巨大展示なのでデータ容量も重たく、その中で書き込みも詰めなければならず、最後2週間ほどは地獄を見ました。
結果、約50体ものキャラクターを武器にした、可愛い絵本シャドウボックスや乗れるソリなどの参加できる展示をやっとの思いで完成させることができました。
先日、現地にお客様の反応を見に行きました。子供たちが走ってオブジェに向かい、ポーズ取ったり触ったりして遊び回っていました。数ヶ月間、観る人だけを想って作っていたので、その光景がたまらなく嬉しかったです。

デジタルアーツコース 3年生
藤原 由乃 さん

今回のプロジェクトでは、主にフォトスポットに登場するキャラクターのデザイン、監修を行いました。子供に親近感を抱いてもらえるように、キャラクターは丸々としたデザインを意識しました。
実際に会場でお客さんがフォトスポットで写真を撮っている様子を見た時、嬉しさが胸に混み上がってきました。自分が考えたキャラクターたちと一緒に子供たちが笑顔で並んでくれていて、とても感動しました。
このような貴重な体験を経験できて、よかったです。

デジタルメディアコース 3年生
油谷 和馬 さん

私は主に階段装飾を担当しました。「大きいケーキの上に登れたら楽しそうですよね」という考えで制作しました。WONDER CITYの世界観に合うケーキになっていると嬉しいです。
あと、ウェブサイトのキャラ紹介ページも担当しています。ゲームなどでみるキャラ図鑑のようなわくわくする紹介ページがコンセプトで、キャラ達の魅力が伝わる文章を考えるのが楽しかったです。
また、キャライラストなどは別の人がデザインしているので、1人ではここまで良い感じにはならなかったっというところが貴重な経験だと思いました。

デジタルアーツコース 3年生
大津 智哉 さん

今回のプロジェクトで私はプロモーションビデオの制作を主に担当しました。
プロモーションとして動画を作るのは初めての試みで「自分自身の得意分野を生かす」、「プロジェクトのコンセプトに雰囲気を合わせる」これら2つを踏まえた上でイベントの魅力を動画を通して伝えるのがとても難しかったです。
動画を立案、制作したのは私でしたが、キャラクターデザイン&イラスト、3Dデータはチームの方が作ってくれたもので、さらに自分では思いつかないアイディアを出してくれたり、意見を交換してより高めあったりとこの動画はチームの皆さんの協力がなければできなかったと思います。
このプロジェクトを通じてみんなでひとつの目標を達成したことはとてもいい経験になりました。

デジタルメディアコース 3年生
吉村 匡史 さん

私は、今回のプロジェクトのWEBデザインに関わりました。制作する時は私一人ではなくグループで行いました。キャラクターのイラストの素材を作ってもらったり、コーディングやデザインで悩んだところを相談しながら行いました。その時に、キャラクターの世界観などにあったWEBサイトにしたいという考えを実現するためにメンバーの力を借りることで、期限内に予定していたデザインのサイトを完成させることができました。

WONDER CITY CHRISTMAS

~不思議な絵本の世界へようこそ~


【日程】

2023年11月23日(木)~12月25日(月)


【場所】

〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園2-1

ららぽーとEXPOCITY グリーンサイドエントランス前階段


【WONDER CITY CHRISTMAS 特設WEBサイト】

https://amayun.net/expo2023/


■光の広場デジタルアート

学生たちが作成したデザインアートをサイネージに投影、オリジナルアートで館内を彩ります。


【場所】

~2024年春期(予定)


【場所】

〒565-0826 大阪市吹田市千里万博公園2-1

ららぽーとエキスポシティ 光の広場