EXPOCITY(三井不動産)と大阪芸術大学による産学連携プロジェクト。2019年から実施されており、今年3度目の実施となります。コラボレーションの舞台となった「EXPOCITY」は、西日本最大級の大型複合施設で、クリスマス時期にファミリー層も楽しめる「かわいいフォトスポット」の提案に取り組みました。
取り組みが行われたデザイン学科の「デザインプロジェクト」は、地域や企業など産官とコラボレートしてものづくりに挑戦し、社会とデザインの関わりを体験する授業。現地下見をしたり、チームに分かれていろんな提案を考え、実現するためにはどうしたらいいのかなど、話し合いを進めました。
そして決定したフォトスポットの提案は、5人の戦隊戦士『コロナ対策部隊ゲキタイジャー』。
まだ予断を許さない新型コロナウイルスから大阪の街を守る『コロナ対策部隊ゲキタイジャー』というキャラクターをデザインし、そのキャラクターを模したフォトスポットを空の広場に設置。5人の戦士がそれぞれゲキタイポーズをしており、一緒に写真撮影を行ったりSNSに投稿したりして、みんなでコロナを“ゲキタイ”していきたいといった想いが込められました。
・スマイルレッド 「笑うことで免疫アップ!コロナウィルスも笑い飛ばせ」・バブルブルー 「手洗いうがいは清潔の証!」・ストレッチイエロー 「心と体のリフレッシュ!」・シールドグリーン「ちかづかせないぞ、密ですバリア!ソーシャルディスタンス!」・ジョキンピンク 「ウイルスさよならピカッと除菌♡」
フォトスポットで写真撮影をするのはもちろん、さらにAR専用のアプリをダウンロードすると使用できる動くARオリジナルフレームのプレゼントも用意。フレームを使用すると、ヒーローと一緒になって戦っている様子を写真に撮ったり、ビデオとして保存できたりしてより楽しむことができるようにしました。
最初はリモートワークで始動しましたが、学生達は自主的にリモート会議を実施したり、オンラインツールを利用したりしてやり取りを重ね、本格的に制作が始まるとキャラクターのデザインを考えるチーム、空間を考えるチーム、広報的な素材やWEBの担当など役割分担をもうけ、チームで試行錯誤しながら完成に近づけていきました。
フォトスポットの人の流れ、ソーシャルディスタンスをどうとるか、安全面はどうなのか。提案に留まらない実際の現場で必要な対応や、連携して進めていく難しさ、自分たちの知識の生かし方・不足点などを学びながら現実化する楽しさを学ぶことで、今後に生かせる経験ができました。実際の完成後、作品が形になり来場者が写真を撮っているのを見て、喜びや達成感を感じていました。
自分は今回のプロジェクトで、主に企画全体のプロデュースを行いました。 ゲキタイジャーを見に来てくれた方々に、どのように楽しんでほしいかなどを常に考えながら、プロジェクトを進めました。 実際に開催している現場で、子供たちが楽しそうに走り回っていた様子を見た時には、「楽しんでもらえてよかった。」という嬉しい気持ちと、安心した気持ちになりました。 今回、全体を通してプロジェクト成功の嬉しさや、次に活用できる経験をたくさん学ぶことができて本当に貴重な経験ができたと感じています。
WEBサイトを主に担当しました。WEB制作は難しくわからないことも沢山ありましたが、周りのサポートのおかげで無事完成させることができました。しかし「もっとこうすれば良かった」と後からどんどん思うようになり、自分の実力不足を痛感しています。これを機によりWEB制作について学びたいと思いました。プロジェクトの制作期間はとても短い時間でしたが、メンバー一丸となってプロジェクトに一生懸命取り組んで意見を交換したり制作したことでお客様に喜んでもらえるフォトスポットが制作できたと感じております。よかった!
今回プロジェクトで、私は主に空間設計を担当しました。各オブジェの配置を考える際に、写真の撮りやすさや見やすさだけでなく背景なども考えたりと、イベントにいらした方達の視点になって考えました。またコロナウイルス対策も含め色々試行錯誤を行い丁寧に空間制作を行いました。図面上でしか見ていなかった物が実際に形となって配置されているのは初めての経験なのでとても感動しました。また多く の方がオブジェと共に笑顔で写真を撮ってる姿を見て感慨深かったです。 今回の経験を活かし今後も空間デザイン分野で自分磨きを頑張っていきたいと思います。
私は今回のプロジェクトにて、主にキャラクターのフォルム・ビジュアルのデザインを担当しました。 「まねっこ×クリスマス ヒーロー×クリスマス」というコンセプトをもとに制作を行ったのですが、子供から大人まで楽しんでもらえるデザインとは何かなとか、実際形に起こすにあたっての安全性の考慮など、普段の自分の制作では考えない多方面からの視点で考える事が多く、とても悩み難しかったです。 けれども、その分実際に形になって現場で目の前で楽しんでいただけている姿が見れた時には、本当に嬉しかったです。コロナ禍という状況ではありましたが、悪いことばかりではなく、メンバー全員と最後まで取り組む事ができて良かったです。ここでの経験をこれからの自信に繋げていきたいと思います。
今回のプロジェクトで、私は主にメインビジュアルやポスター、デジタルサイネージ等の広告デザインを担当しました。 みんなで考えた企画をもとに、各要素のレイアウトや効果的に伝わる文字などのグラフィックデザインを行い、マネっこ×ヒーロー×クリスマスというコンセプトが正しく伝わるように制作しました。 実際に、企画立案から試行錯誤を重ねて形になったフォトスポットを見て、改めて良い経験が出来たなと感じました。 このプロジェクトで学んだ経験を活かして、今後もデザインの幅を広げていきたいです。