2024年9月4日~6日、東京ビッグサイトで開催された住まいと暮らしの国際見本市「LIVING & DESIGN 2024」へ大阪芸術大学ブースを出展いたしました。
LIVING&DESIGNは東京インターナショナル・ギフト・ショーと同時開催となり、日本の住まいをよりよくするための新しい商品との出会いと交流の場となっています。多数のバイヤーや業界関係者の方々が来場され、学生たちの多彩な作品が注目を集めました。
会場の出展ブースは、学生たちが工事の立ち合いや作品搬入、展示作業までを行いました。
会期直前の台風の影響により無事開催できるか心配されましたが、無事に開催。3日間の会期中は学生総勢20名が分担して接客などにあたり、3日間で約900人にパンフレットを配布、実際はそれ以上の方にブースへ足を運んでいただきました。
一昨年から東京で開催されることになったことで、全国規模となり、多様な企業や業種の方々と接することになりました。作品も見ていただいて、今後の産学連携を含めたメーカーなどとの取り組みや、就職の可能性にもつながるお話や、販売を求める声もあり、プロジェクトとしてもより一層期待できる取り組みとなってきました。
実際の販売については、安全性や耐久性などを含む課題や製造者責任のクリアなど、メーカーなどと協働することが今後の課題となりますが、実際に社会と関わり直接の声を聴くことは、学生たちにとっては今度の制作にとってとても大きな経験の場となりました。
2年続けての参加となった今年は、プロジェクトの総リーダーという立場での参加となりました。各班の作業が円滑に進むように進捗状況を把握し、全体のスケジュール管理に努めました。また、1年目の経験を生かし、運営マニュアルの作成を行いました。これらを同時並行で行うことは容易ではありませんでしたが、プロジェクト成功のためにできることをしました。今回の展示テーマとなった「凸凹(でこぼこ)」は学生らしさを全面に出し、それぞれの個性を見せるという目標で設定しました。展示作品だけでなくブースにおいても、学生が手作業で作った作品にはどこか未完成、不完全な部分があると思いますが、その中で今持つ最大の技法とアイデアで完成させた作品を沢山の人に見ていただくことができました。
例年多くの方が来場する「LIVING&DESING」。私にとって二年目の参加となる今年は全体の副リーダーとブースデザインリーダーを兼任しました。数多くの意見をまとめること、自分達で決めたテーマに沿った什器や展示物、図面の制作などやるべき事は多岐にわたり、本番ギリギリまで話し合いと調整を行いました。プロジェクト開始当初は昨年を超えるものを作らなければと大きな不安もありましたが、全員で最高のブースを作るという気持ちを共有し続けたことで、自分達が満足するブースを作ることができただけでなく、様々な企業の方から賛辞をいただくことができました。