「自分の写真表現とは?」と芸術としての写真に取り組む19名の学生の作品が並んだ今回。グランプリに選ばれた『Spacing』は建物と建物の間に生まれる「空間」を主役とした作品。写真を切り貼りして再構築することで、「形のない空間」に「形を与える」ことを狙った意欲作です。また準グランプリ『携帯LOVERS』は、リアルに側にいる相手より携帯電話と親密な空間を作り出す若者たちの姿をユニークかつシュールに写し出しました。固定観念にとらわれない未来指向の作品の数々は、今年も多くの来場者に感銘を与えたようです。