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2015年度 大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT 2015年度 大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT

写真学科 / その他
2015/10/01

若きフォトグラファーたちが
写真表現の可能性を追求

「大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT」は、写真の未来を探る実験的なイベント。プロの写真家も使用することで知られる「ニコンサロンbis大阪」を舞台に、写真評論家としても活躍する本学の飯沢耕太郎先生監修のもと、写真学科の全学生より選抜された作品を展示します。

2015年は21名の作品が選出。ただ撮った写真を額装して展示するだけではないのが、この選抜展の魅力です。パソコンを額に見立てたり、写真を透明の筒のなかに入れてLEDで光らせたりと、前衛的な表現が並びます。

固定概念に捉われない力作の数々。多くの来場者の胸に強い衝撃を与えました。

Interview

写真学科
小澤 貴仁さん

「大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT」には1年生のときから参加しているのですが、これまでの2回で賞を受賞することができず悔しい思いをしてきたので、3回目の参加となる2015年の展示会では結果を残したいという気持ちで臨みました。<br>私の作品は、都市風景から社会性を表現することをめざしているのですが、今回は「閉店したコンビニ」をテーマに作品撮りを行いました。日本全国で5万5千店舗を超えるといわれるコンビニは、まさに大量生産・大量消費社会の象徴。そして、どこか似たような形をしているのも現代建築的でおもしろい。大量消費性を表すために多くの店舗を撮影してきましたが、数を揃えるのに苦労しました。<br>また、作品同士の世界観を統一するために色や明るさを揃えて撮影をしているのですが、天候が微妙に違うだけで色味が変わってしまうので、その調整も大変でしたね。その分、自分の理想とする写真が撮れたときは感慨深いものがありました。<br>結果として、2015年の「大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT」で準グランプリ相当の奨励賞を受賞することができ、とても励みになりました。現在は、大学生活の集大成として卒業制作に取り組んでいるのですが、大学生だからこそ挑戦できることがまだまだあると思うので、悔いの残らないように残りの時間を費やしたいと思っています。

写真学科
土井 冴恵花さん

1年間で撮り貯めた作品を発表したいと思ったのが、「大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT」に参加したきっかけです。作品のテーマは「私の夢の世界」。一見すると普通のようで、じつは不思議なことが起きている世界を表現してみました。<br>展示自体もはじめてのことだったので、どんな展示の方法があるのか、そしてどの方法がベストなのかを考えるのがとても大変でした。作品を並べてみると色味が気になったり、壁にかけてみたらスケール感が違って見えたり。実際に経験してみないとわからないことがたくさんあるんです。<br>また、自分ひとりでは思いつかない手法を先生のアドバイスをとおして学ぶことができたことも勉強になりました。とくに、監修を勤める飯沢耕太郎先生にはとても感謝しています。<br>2016年の「大阪芸術大学 写真学科選抜展 NEXT」では、今回の経験を活かし、構成の手法に変化をつけてみたり、より世界観を広げてみたりとチャレンジしたいと思っています。まずは自分のやりたいことをやってみる。それが自分の作品につながるようにしたいですね。

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