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各界のスーパークリエイターによる特別講義が開かれる「スーパークリエイター特論」。このシリーズの一環として、9月から12月にかけて、チームラボのメンバーが4回に分けて大阪芸大を訪れ、講義やワークショッ プを行いました。
ウェブデザイナー、エンジニア、絵師、建築家など、さまざまなスペシャリストからなる「チームラボ」。 その超多元的な組織のあり方について、チームラボの創業メンバー、堺大輔さんが講義した第1回。第2回 は、ウルトラテクノロジスト集団であるチームラボにおいて、最高のものづくりを環境を整えるために生ま れた「カタリスト」という職種について。“触媒”を意味するカタリストが、どのようにして専門家たちの間 に入ってアイデアを引き出し、アウトプットを高めているのか。カタリストの東隆史さんが実際のアートプ ロジェクトを題材に話されました。
いよいよ第3回は、チームラボ代表として日々、各地を飛びまわる猪子寿之先生の登壇です。猪子先生は、ア ートサイエンス学科客員教授も務めています。チームラボの数々の作品やプロジェクトを紹介しながら猪子 先生が語ったのは、デジタルアートがいかに人と人の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブなものに 変えていくことができるか。怒涛のごとく新たな価値観を投げかける猪子先生の講義に触発されるようにし て、授業の後半では学生たちから次々と質問が飛び出しました。「作品をつくる活力源」「世界的に活動す る中で日本を意識するか」「これまでの中で一番好きな作品」「チームラボ作品に色があふれている理由」 といったさまざまな質問に対して、猪子先生は率直に答えていきます。チームラボのことから個人的な考え にいたるまで、猪子先生とダイレクトなやり取りをする経験は、アートサイエンス学科の学生たちにとって 大きなアドバンテージに違いありません。
全4回にわたったチームラボによる特別講義。世界の最前線で活躍するチームラボのメンバーによるライブな講義とワークショップは、アートサイエンス学科の学生たちにとって、大きな刺激、貴重な経験や教えとなりました。