1/1
内容
蓄音機がアメリカのエジソンによって発明され、ビクター社やコロムビア社が蓄音機と音楽レコードを生産してアメリカから世界中に蓄音機が普及していきます。しかし、エジソン社、ビクター社、コロムビア社、いずれもが早くからヨーロッパに進出します。19世紀後半、経済の中心がヨーロッパから徐々にアメリカに移っていき、アメリカンドリームを求めてヨーロッパからアメリカに多くの人々が渡っていきました。そんな人々が求めた音楽は、やはりヨーロッパの音楽でした。パリやウィーンのオペラ劇場に負けないメトロポリタン劇場をニューヨークに作り、ヨーロッパ各地で活躍している演奏家を呼び寄せて公演を行います。エジソン社、ビクター社、コロムビア社もヨーロッパの音楽を求めてイギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパ各地に支社や系列会社を設立して、レコードや蓄音機の製造を始めます。
これまで当館で開催してきた蓄音機やレコードの展覧会では、アメリカのメーカーを中心に紹介してきました。今回は、イギリス、フランス、ドイツのメーカーの蓄音機を紹介して、アメリカの蓄音機との違いを見て、感じていただきます。
会期中にレコード試聴会を会場内で開催します。今年はフランスの作曲家クロード・ドビュッシーの生誕150年を始め多くの音楽家のメモリアルイヤーに当たるため、こういった音楽家達の音楽を聴く機会や同じレコードを異なる蓄音機で再生して聴く機会を設けていきます。
※本展のポスターは久堀智沙(デザイン学科4回生)がデザインしました。
レコード 視聴会 | ・2012年7月4日(水)~7月14日(土)12:30~13:00、16:30~17:00 ・2012年7月15日(日)、7月16日(月・祝)は随時開催 詳細はこちら |
---|---|
出品内容 | ・蓄音機28点、パーツ類3点、展示レコード4点 |
会期 | 2012年6月22日(金)~7月16日(月・祝) |
開館時間 | 11:00~17:00 ただし、7月15日(日)、7月16日(月・祝)は11:00~16:00 |
休館日 | 6/24(日)、7/1(日)、7/8(日) |
会場 | 大阪芸術大学 地下展示室(芸術情報センター地下1階) |