現在、タレント活動にとどまらず、ユーミンのステージ衣装を手がけるなど幅広く活躍している篠原ともえさん。出会いは、お互い舞台好きで、劇場でお会いすることが重なり、篠原さんがやさしく声をかけてくれたことでした。
私たちのご縁はそんな偶然でしたが、篠原さんの今の活躍は必然と知りました。会うたび、夢を実現するためにはどうあるべきかを教えてくれます。まず、夢を語ること。臆せず素直に、これをやってみたい、と口にします。自信があるかないか、うまくできるかどうかではなく、やってみたいかどうかだけ。夢というより胸の内にある想いや具体的なアイデア、と言った方が正確かもしれません。
次に、デザインを描きためたスケッチブックをつねに持ち歩いていること。チャンスはいつどこに転がっているかわからないので、すぐに想いを届けられるように。
さらに、普段からテレビと変わらずお洒落なこと。自らが広告塔であることも知っていて、決して手を抜きません。隙あらばスッピンになりたい私とは大違いです。
最後に。彼女の原動力が、自分が評価されること以上に、アイデアを形にする喜びにあるのも大切なポイントです。アナウンサーでも、自分が主役と思って話している人と、情報が主役と思って話している人では、言葉の深みや届き方が異なってくるのに似ています。