<写真>大阪芸術大学スカイキャンパスで披露された『創作神 マクタカムイ』
企画・プロデュース/岡部淳也 製作/株式会社ブラスト
©BLAST Inc. ©竹谷隆之
竹谷隆之さんといえば、国内外に多くのファンを持つことで知られる造形家。2016年に大ヒットした映画『シン・ゴジラ』でゴジラの雛形をデザインしたことでも話題を集めた人だ。
その造形技術は、世界でも随一。なんでも世界的スポーツメーカーであるNIKE(ナイキ)のマーク・パーカー社長もファンで、わざわざ日本を訪れて竹谷さんの手がけた作品を購入して帰ったこともあるという(もしかしたら、ほかにもお忍びで来日している世界的有名人がいるかも)。
そんな竹谷さんが自身初となる金属立体作品に挑戦して完成させたのが、アイヌ語で「奥の方にいる神」を意味する『創作神 マクタカムイ』。創作・創造を司る者がテーマとなっていて、竹谷さんの得意とする縄文的な文様や独創的なデザインが盛り込まれている。また、眼窩より上の顔がなく、複数の手を持つのも特徴だ。
この立像は、2016年10月29日(土)〜11月30日(水)に開催された「竹谷隆之の創作神 マクタカムイ展」で、シン・ゴジラの最終形態や人気漫画『進撃の巨人』の超大型巨人などの造形作品とともに展示された。会期中には、フィギュアメーカー海洋堂の社長であり、大阪芸大キャラクター造形学科で教授を務める宮脇修一先生とのトークショーも。フィギュアファンにはたまらない内容に、会場は大きく沸いた。
「マクタカムイが見たい!」と思った読者のみなさんには朗報。じつはこの立像、大阪芸大の図書館で常設展示されている。百聞は一見にしかずなんて言うが、この作品に関してはとくに実物を見てほしいところ。もし実物を見に行ったら、SNSでぜひ報告して!
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