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【著者】
山内マリコ(大阪芸術大学映像学科卒業生)
【著者について】
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。小説に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『かわいい結婚』『あのこは貴族』『メガネと放蕩娘』他、エッセイに『皿洗いするの、どっち?』他。
【出版社】
河出書房新社
【発売日】
2021年10月6日
【定価】
748円(本体680円)
【内容】
地元仲間とのしがらみにがんじがらめになっているアラサー男。つき合った彼女の積極性が怖い男子高校生。仕事ができないことをひた隠しにしているサラリーマン。結婚間近の恋人が出ていった理由が永遠にわからない元彼。役者になる夢を諦めて就職した男――。“男らしさ“に馴染めない、不器用で情けなくも、愛すべき男たち。孤独や哀しさにそっと明りを灯す、おかしくも切ない物語集。
[目次]
男子は街から出ない
さよなら国立競技場
世界からボールが消えたなら
球技が苦手な男子のためのスクールセラピー
女の子怖い
彼女の裏アカ物語
「ぼく」と歌うきみに捧ぐ
あるカップルの別れの理由
ミュージシャンになってくれた方がよかった
本当にあった話
ぼくは仕事ができない
型破りな同僚
事情通K
仮想通貨
いつか言うためにとってある言葉
「おれが逃がしてやる」
1989年から来た男
愛とは支配すること
子供についての話し合い
ファーザー
心が動いた瞬間、シャッターを切る
眠るまえの、ひそかな習慣