漫画を描く:凛としたヒロインは美しい
【著者】
里中 満智子(キャラクター造形学科学科長)
【著者について】
1948年1月大阪生まれ。1964年、高校在学時に『ピアの肖像』で第1回講談社新人漫画賞を受賞しデビュー。著作に『あした輝く』『アリエスの乙女たち』『海のオーロラ』『あすなろ坂』『狩人の星座』『天上の虹』『マンガ ギリシア神話』『マンガ 旧約聖書』シリーズ「マンガ古典文学」の『古事記』など多数。1997年、全集「マンガ日本の古典」の『心中天網島』で第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。2006年に全作品及び文化活動に対し、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞受賞。2010年文化庁長官表彰受賞。2023年、文化功労者に選出。公社)日本漫画家協会理事長/一社)マンガジャパン代表/大阪芸術大学キャラクター造形学科教授など。
オフィシャルサイト http://satonakamachiko.blog.fc2.com/
【出版社】
中央公論新社
【定価】
1,760円(税込)
【発売日】
2024年1月25日
【書籍の内容】
1960年代のデビュー以来、数々のヒット作を世に送り出してきたマンガ家・里中満智子。近年は自らの創作のみならず、日本マンガ界を牽引する立場としての活動も高く評価され、文化功労者にも選出された。
「すべてのマンガ文化を守りたい」との想いを胸に走り続けてきた75年の半生を自ら振り返り、幼少期から現代、そして未来への展望までを綴る。
高校生にしてプロの漫画家デビューを果たした著者だが、決して順風満帆ではなく、ジェンダーギャップで叱責をあびたり、読者からの抗議を受けたり、がんを患ったり、まるで朝ドラを見ているような半生が、これでもかと詰められている。顔の広かった著者ならではの、レジェンドのマンガ家たちとのやりとりも、多数収録。
当時を知る人には共感を、当時を知らない世代には新しい発見をもたらす1冊。
大阪芸術大学でのエピソードも掲載。